はるか昔、神々の時代――。
立ち込める煙塵。揺れ動くひとつの影。
目の前に広がるは神々の遺体。
闇の眷属の力を得た、邪神マルペルシュロが起した大戦。
大戦から1000年後。
人々は空に浮んだいくつかの大陸に分かれて平穏に暮らしていた。
しかし今、その大陸のひとつを支配する帝国アルファルドは、発達した科学技術を後ろ盾に、機械を使って全ての大陸
を管理しようとする"マキナ化政策"を近隣諸国に広めようとしていた。
ある日、帝国アルファルドが擁する精鋭暗殺部隊にひとつの大それた任務が下される。
その中には精霊憑きの少年、サギの姿があった。
失うものと、守るべきもの。それぞれのこころに秘める想い。
様々な野望が渦巻く中、サギは真の目的を知る為、その一歩を踏み出すことになる。
|